『死なないのか、死ねないのか。不死身の侍の行き着く先は。』
今回は、「月間アフタヌーン」で連載されていた
「無限の住人」の感想・あらすじを
書いていきたいと思います!
目次
あらすじ
過去のある事件をきっかけに「百人斬り」の異名を持つ侍・卍/万次。
万次は、とある出来事から不老不死の肉体を手に入れていた。
そんな万次の下に、逸刀流と名乗る集団に両親を殺され道場を潰された
少女・浅野凛が現れる。彼女は逸刀流への仇討ちを遂げるため万次に
用心棒を依頼しに来たのであった。
かくして、万次と凛は逸刀流達との闘いにその身を投じることになる。
累計発行部数500万部を超える人気作品
無限の住人は約20年間にわたり連載されていました。また、累計発行部数が500万部を
超えるなど根強い人気を誇る作品です。掲載誌が「月間アフタヌーン」という少しマイナーな
漫画雑誌だったことを考えると、この500万部という売り上げは驚異的と言えるでしょう。
約20年間連載されていたがダレることはなかった
無限の住人は約20年近く連載されていました。一般的に長寿漫画というのは、
内容やテンションがダレることが多いです。しかし、無限の住人はそういった事はなく
20年間をトップパフォーマンスで駆け抜けていきました。
主人公の万次は不老不死だが最強ではない
この漫画の最大のポイントは主人公の万次が不老不死であるという事です。
ですが、万次は不老不死ではあるが最強ではないんです。
通常、皆さん不老不死と聞くと『最強じゃん!』と思われるでしょう。
しかし、この漫画ではそうではないんです。
この漫画では万次がけっこうボコスカにやられます。
万次はボロボロの状況になりながら、その不老不死の肉体を活かし
なんとか相手を倒す打開策を見出していくのです。
単純な強さという値で言えば、万次は最強ではないのです。
圧倒的アクションシーン
無限の住人の見どころは、何と言ってもそのアクションシーンです。
無限の住人はタダの刀だけでなく、独創的な武器が多数登場します。
これらの武器を使って行われる戦闘シーンは迫力満点です!
普通の作品では出せないような臨場感がこの作品にはあります。
また、作者の佐村広明先生の画力の高さが、そのアクションシーンの
迫力を余すことなく表現してくれています。
不老不死への考え方
何回も言うように、この作品の主人公・万次は不老不死です。
ですから、死ぬことはありません。
ですが、逆に考えると死ねないとも言える訳ですね。
この不老不死をどう考えるかもこの作品のポイントでしょう。
木村拓哉主演、三池崇史監督で実写映画化が決定
つい最近、いよいよ無限の住人が実写映画化されることが決定しました。
主演はSMAPでお馴染みの木村拓哉さん、監督は数多くの漫画の実写映画化を務めた
三池崇史監督に決定しています。今までも何回も実写映画化が試まれてはその計画が
頓挫していたそうですが、いよいよ現実のものとなります。
個人的には期待する気持ちと不安に思う気持ちが半々ですね。
無限の住人は僕も好きな作品ですので、実写映画化されるというのは単純に嬉しいです。
しかし、あの独特の世界観・圧倒的なアクションシーンを実写で表現できるのか、と
不安に思う気持ちがあるんです。しかし、今まで数多くの漫画作品を実写映画化し
成功させてきた三池崇史監督なので、その辺は上手くやってくれるのかなと期待しています!