『大穴の名はアビス、この世界の唯一最後の深淵』
今回は、「WEBコミックガンマ」でつくしあきひと先生が連載されている、漫画「メイドインアビス」の感想やあらすじを書いていこうと思います!
目次
漫画メイドインアビス1話のネタバレあらすじ
まずは、メイドインアビス1話のあらすじを少しネタバレも含めて書いてみます。
この世界には、その実態が解明されていない大穴(洞窟)があった。
大穴の名はアビス。
人々は、未知のロマンと数多の伝説に惹かれアビスへと誘われる。
アビスを探索するものは探窟家と呼ばれる。
探窟家に憧れるものは後を絶たないが少女リコもその一人で、超一流の探窟家・白笛に憧れている。
ある時、リコは探窟中にモンスターに襲われてしまう。
しかし、何者かの火炎砲撃によって助けられる。
その火炎砲激の主を探してみると、そこに居たのは一人の少年型ロボットだった。
この少年型ロボットとの出会いを機に、リコの運命は大きく動き出す!
漫画メイドインアビスの感想
続いて、僕のメイドインアビスを読んだ感想を書いていきたいと思います。
ファンタジー感全開の世界観
「メイドインアビス」の魅力は何と言っても、その世界観です!
この作品は読んでいて思わず惹き込まれるぐらいの、ファンタジー全開の世界観が広がっています。
僕が今まで読んできた漫画の中でも、ここまでファンタジーさを感じさせてくれた作品は初めてです。
そもそも、まず表紙が素晴らしいです!
この表紙と最初の数ページを読んだだけでも、これから一体どんなストーリーが描かれるのか大きく期待してしまいました!
個人的には、この作品はハリーポッターやディズニーに引けを取らないぐらい、ファンタジーとしての完成度が高いと思っています!
緻密に練られた設定や世界観
この作品はファンタジーな世界観や設定がとても緻密に練り込まれており、読んでいて思わず『スゴイ!』と唸ってしまいます!
この作品は、物語や設定に破綻している部分が一切ないんです。
ここまで完璧に作り込まれた作品は、そうあるものではないです。
読んでいると、ドンドンと先が気になって仕方ありません!
そして、読み進めていくうちに少しずつ物語の謎が解き明かされていくのは、面白さと同時に爽快感さえ感じさせてくれます。
苺ましまろに似てるかわいい絵と緻密な背景、そしてギャップ
この作品の特徴として挙げられるのは、キャラクターの絵が非常にかわいいということです。
どちらかと言えば萌え系で、作品で言えば「苺ましまろ」に近いですね。
丸っこくて、プニプニした感じの絵です。
そんなかわいい絵にプラスして、緻密に描き込まれたファンタジー感満載の背景です。
読んでいると、これは絵本かと錯覚してしまうぐらいです。
ですから、初めて読む人の多くは「メイドインアビス」はライトな内容の作品だと思うでしょう。
しかし、実際に読んでみると、この作品は決して軽い内容ではないことが分かります。
最初はファンタジーだが徐々にダークファンタジーに
「メイドインアビス」は、ただのファンタジーではありません。
ファンタジーはファンタジーでも、ダークファンタジーなのです。
最初は確かに、『うわー!凄いワクワクするな!!』という感じの話と展開です。
しかし、話が進むにつれて徐々に話が重くなっていき、エグい描写も多々登場してきます。
グロいのではなくてエグいのです。
思わず目を背けたくなるようなシーンが度々登場するようになります。
この作品は最初はファンタジーな内容だったのに、気付くとダークファンタジーになっているのです。
そのポップで可愛らしい絵とは、対照的な内容が繰り広げられていきます。
ですから、そういうエグい描写が苦手な方には、この作品はちょっとオススメできません。
これは決して大袈裟に言っているのではありません。
事実、トラウマになってもおかしくないような描写も出てきますので。
逆にエグい作品が好きな人が、この作品の表紙だけを見て『これは自分が求めている作品とは違うな』と思ってスルーしているのであれば、それは実に勿体無いことです。
そんな方にこそ、是非この作品を読んで欲しいです。
きっと後悔することはありません。
絶対にハマると思います。
少し前を思い返してみると、「鋼の錬金術師」がダークファンタジーと銘打たれていました。
ですが、僕はあの作品がダークファンタジーだとは思いませんでした。
もちろん、素晴らしい作品なのは間違いないですし、完成度が非常に高いのも分かっています。
ですが、ダークファンタジーという観点から見れば、この「メイドインアビス」こそが本物のダークファンタジー作品だと思います。
メイドインアビスの漫画7巻の発売日は?
メイドインアビスの漫画は、現在6巻まで発売されています。
6巻の発売日は2017年の7月29日でした。
その前の5巻の発売日は2016年の12月26日です。
ですので、このペースで行けば、メイドインアビス7巻の発売日は2018年の2月から3月辺りになると思われます。
まとめ
「メイドインアビス」は近年の漫画の中でも、屈指の完成度の高さを誇ります。
ここまで練り込まれたファンタジー作品は、そうあるものではありません。
非常に面白い作品です。
この作品は近いうちに人気に火が出て、ブレイクするんじゃないかなと僕は思っています。
それぐらい高いポテンシャルを持つ作品です。
「メイドインアビス」は、本当のダークファンタジーを味わいたいという方にはピッタリの作品です。
ぜひ、一度読んでみることをオススメします!