『不器用な二人が送るラブコメディ!』
今回は、「月刊まんがライフ」で連載されている
クール教信者先生の「おじょじょじょ」の
感想・あらすじなどを書いていこうと思います!
目次
あらすじ
周囲から変人と認識されている
男子高校生・川柳 徒然(かわやなぎ つれづれ)
そんな彼の通う学校に転校生がやってきた。
やってきたのは超高飛車なお嬢様・地獄巡 春(じごくめぐり ハル)
クセの強い2人は自然と仲良くなっていく、そしてその先に…
感想
4コマでラブコメ
4コマ漫画でラブコメって珍しい気がしますね。
でも、この漫画は4コマという枠組みの中でも
しっかりとラブコメを展開してくれます。
「けいおん!」に代表されるような
きららの萌系4コマ漫画とは一線を画します。
あくまで、4コマというフォーマットの中で
ラブコメを描いているわけです。
不器用な2人の関係の変化がメイン
基本的には、高飛車なハルと変人と呼ばれる川柳。
この二人の関係性の変化が「おじょじょじょ」の話のメインです。
ハルは、如何にもお金持ちのお嬢様らしく
高飛車で周囲に威張り散らします。
そうしていくうちに、彼女の周りからは人がいなくなっていきます。
自分でもどうすれば、他人とうまく接することが分からないでいます。
対する川柳は、周囲に流されずに空をボーット眺めていたりと
マイペースを貫いています。
この事から彼は周囲の人間からは変人扱いされています。
しかし、彼も他人とどうすれば上手く接することが
出来るのかわからないのです。
この如何にも合わなそうなクセの強い2人ですが、
他人とうまく接せないという共通点のおかげか、なんやかんやで馬が合う。
そうこうしているうちに、2人は自然と仲良くなっていきます。
このように、この2人の関係性は物語の始めから徐々に変化していきます。
その変化の様子をコミカルに描きつつも、しっかりと描いているのがこの作品です。
滅茶苦茶トキメケる!
ハルも川柳も不器用な人間です。
それでも、2人は不器用なりに
少しずつお互いの関係に変化を起こしていきます。
この高校生特有の、思春期特有の複雑な気持ちを
瑞々しく見事に描いているのがこの作品です。
失敗を繰り返しながらも少しずつ関係性を変化させていく。
なんとか関係性を変化させたいと奮闘する。
そんな2人の様子に、思わず笑ったりときめいたりしてしまいます。
この爽やかなトキメキ感を与えてくれるのが、この作品の素晴らしいところです。
とても濃いキャラクターたち
「おじょじょじょ」は登場するキャラクターたちがとても濃いです。
前述しましたように、ハルは高飛車なお嬢様で誰に対しても上から目線。
川柳は、昭和ファッションと落語をこよなく愛する寡黙な変人。
その他にも2人程サブキャラクターが出てきますが、彼らも非常に濃いです。
「おじょじょじょ」に登場するキャラクターのインパクトの強さは、
他の漫画では味わえませんね。
期待以上の作品!
正直に言うと、最初はこの作品にそこまで高い期待は持っていませんでした。
なんとなく、ゆるい4コマが読みたくて買ったのです。
しかし、実際に読んでみると期待を遥かに超える作品でした!
読み始めると、みるみるこの作品に惹きこまれてしまいました。
それぐらいこの作品は魅力的です。
ハルと川柳。この不器用な二人がなんとかお互いの関係性を変化させようと
頑張る様子に思わずときめいたり笑ったりしてしまいました。
思わず、自分の過去の恋愛体験を思い出してしまいましたね。
ラブコメって素晴らしい
「おじょじょじょ」は、胸にとてもグッとくる作品です。
ラブコメ漫画の中でもトップクラスに面白い部類でしょう。
そう、この漫画は滅茶苦茶トキメケる作品なのです!
ラブコメのお手本と言っても過言ではありません。
トキメキ度で言えば、あの「ハイスコアガール」と張れるレベルです。
また、僕の中ではこの作品は好きな漫画トップ5に間違いなく入ります。
いやー、ラブコメ漫画って良いですよね笑
この作品のように良質なラブコメ漫画が増える事を期待しています。
アニメ化はあるか?
僕はこの作品を大好きになったので、
ぜひアニメ化したものを見てみたいです。
でも、この漫画はあんまり
アニメ化には向いてない作品のような気もします。
2人の微妙な心情の変化をアニメで表現できるのかなと思うからです。
あと、「おじょじょじょ」は、そこまで派手な作品ではないですからね。
どっちかというと地味な作品に類すると思います。
仮にアニメ化するとしたら、監督や制作会社の力量が問われるでしょう。
まとめ
「おじょじょじょ」は少し変則的なラブコメです。
でも、読んでいて非常にトキメケる作品です。
ですから、『最近、グッとくる漫画が無いなぁ』
『人生にトキメキが不足している』『面白いラブコメ漫画を読みたい!』
というあなたにはピッタリな作品です。
「おじょじょじょ」ぜひ一度、読んでみてはいかがでしょうか?