『少女もろもろ十人十色。事情と私情のいろいろ事象。』
今回は、「アキタランド・ゴシック」の器械先生が
「まんがタイムきららMAX」で連載されている
「スクール・アーキテクト」の感想・あらすじを書いていこうと思います!
あらすじ
目つきの悪い女子中学生、畏ヒルミをはじめ、
10人の少女たちが遭遇する不可思議な世界。
そこで繰り広げられるは異質なストーリー。
果たして、その結末は...
内容
前半は少女たちの日常を。後半はオムニバスストーリー
『スクール・アーキテクト』の前半は、登場するそれぞれの少女たちを
紹介するようなショートストーリーとなっています。
後半はそれらが一つの物語に繋がるオムニバスストーリーとなっています。
前半と後半で作品としてのテイストがかなり違うので、
あなたは、面食らってしまうかも知れません。
物語の前半は、普通の日常系4コマ漫画なのですが、
後半で物語は様変わりします。
不可思議で異質な後半のストーリー
後半のストーリーは、とても『きらら』系の作品とは思えないような
不可思議で異質とも言えるような話が展開されていきます。
とても練り込まれたストーリーで、
ジャンルとしては『セカイ系』にカテゴライズされるでしょう。
突如として、不可思議な世界に放り込まれた10人の少女たちが、
そこで繰り広げられる物語が『スクール・アーキテクト』です。
物語のメインは姉妹の歪んだ愛情
『スクール・アーキテクト』でメインに描かれているのは、
あるキャラクター姉妹の歪んだ愛情です。
前半では、あまり存在感が無く、
一見、地味なサブキャラクターだと思われていた少女が、
実は、この『スクール・アーキテクト』のメインパーソンなのです。
そして、その妹も物語のカギを握ります。
姉のは病弱な妹のために、妹は姉のために行動します。
しかし、その姉妹愛はどこか歪んでいて、強すぎるために
ある種屈折した結果を生み出すことになります。
姉は病気の妹が健康で幸せに暮らせる世界を望み、
その屈折した結果を迎えることになるのです。
それが果たして本当に妹にとって良いことだったのかどうか...
その部分が器械先生が『スクール・アーキテクト』で
伝えたかった部分なのかな、と僕は思いました。
まとめ
以上が、
僕の『スクール・アーキテクト』の感想なのですが、
この作品の魅力を十分にあなたにお伝え出来たかどうかは、
正直自信がありません。
それぐらい、クセの強い作品で独特な世界観の漫画なのです。
やはり、この作品の魅力を知るには、実際に自分で読んでみるのが一番です。
『スクール・アーキテクト』ぜひ、一度読んでみてはいかがでしょうか?