『フルットと鯨井先輩たちのゆる~い日常』
今回は、
「週刊少年チャンピオン」と「別冊少年チャンピオン」で
平行連載されている石黒正数先生の「木曜日のフルット」の
感想・あらすじを書いていこうと思います!
目次
あらすじ
フルットはノラネコと飼い猫の間の半ノラネコ。
一応、飼い主である鯨井先輩はやる気があまりないダメダメな人。
そんなフルットと鯨井先輩の仲間たちが織り成す、ゆる~い毎日。
感想
木曜日のフルットは巻末漫画
木曜日のフルットは毎回紙面の最後に載っている巻末漫画です。
毎回、2ページでの連載となっています。
ですから、単行本の発売ペースが遅いんです(泣)
大体、一年に一冊ぐらいのペースで刊行されています。
「木曜日のフルット」はジャンプで言えば、「ピューと吹く!ジャガー」
「磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜」と同じような位置づけです。
作者は「それ町」の石黒正数先生
木曜日のフルットの作者は「それ町(それでも町は廻っている)」で、
有名な石黒正数先生です。
「それ町」は少し不思議な日常系漫画です。
この作品も石黒正数先生ならではのテイストが
ふんだんに盛り込まれているんです。
石黒正数テイスト全開!
前述したようにこの作品は、
石黒正数先生らしいテイストが随所に見られます。
石黒正数先生と言えば日常系の漫画に、
少し不思議なミステリーテイストを混ぜ込んだ作品が多いです。
この「木曜日のフルット」も例外ではないんです。
基本的には、フルットや鯨井先輩の日常を描いています。
ですが、そんな日常にちょっと不思議なミステリーテイストが
入っているのが「木曜日のフルット」の特徴であり魅力ですね。
ですから、他のショートギャグマンガとは一線を画す異質な存在と言えます。
ある意味、日常系漫画の革命とさえ言えるかもしれません。
石黒正数先生は常々、
自分の漫画はSF(少し不思議)な作品になることを
意識していると仰っています。
この「木曜日のフルット」もそうなんですね。
読んだ後、何とも表現しがたい不思議な余韻が残る。
それが石黒正数先生の作品の魅力なのです!
絵がシンプルで見やすい
「木曜日のフルット」は特別絵が上手い作品という訳ではないのですが、
無駄な書き込みが無くシンプルな画風で非常に読みやすいです。
作品の内容が頭に入りやすいですね。
日常系漫画好きにも、ミステリーテイストの作品が好きな人にも
「木曜日のフルット」は、日常系漫画が好きな人にも
少し不思議なミステリーテイストの作品が好きな人にもおすすめ出来ます。
読後に不思議な余韻が残る、日常系漫画の異端児「木曜日のフルット」
是非、一度読んでみてはいかがでしょうか?